
現在、祐天寺リトミック教室では1歳半~7歳までのお子様が通われています。
1歳のお子様ができることと、3歳のお子様ができること、7歳のお子様ができることはそれぞれ違います。
ただ、1歳から7歳まで共通してできることが1つだけあります。
それは「聴きとる力」です。
聴覚が一番成長する時期は、1歳から2歳と言われております。
聴覚が成長した後に、「感じる力」「表現する力」が身についていきます。
今回は祐天寺リトミック教室を通して、できるようになる事を詳しくご紹介します!
なぜリトミックは1歳から通うと良いのか
祐天寺のリトミック教室は、プロも使用する本格的な打楽器を使用し、生きたリズムに乗って体を動かし、音楽を通して運動能力、想像力、集中力、感性を身に付け、個性を伸ばしながら「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育を行っております。
ではなぜリトミック教育は1歳で通うと良いのか。
それぞれの感覚神経の最も成長が著しい時期を臨界期と呼び、臨界期は2~5歳とされています。
聴覚が育つのもこの臨界期です。臨界期を迎える前(1歳頃)に様々な音楽、音色に触れ耳を慣らしていくことで臨界期に、より繊細に音を聴きとる事ができると言われております。
臨界期は知的理解ではなく感覚として育っていくので、絶対音感も絶対的な力として備わります。
(聴覚が大人と同じように完成するのは8歳頃と言われております)※成長には個人差があります
その為、リトミックを1歳から始めることは、子供の脳の発達において非常に有益です。
1歳からリトミックを始める方が良い理由
1歳~1歳半という年齢はシナプス形成が活発で、感覚統合能力が急速に発達します。
リトミックは音楽を通じて、聴覚、視覚、触覚の統合を促進し、神経ネットワークの発達を助けます。
また、リズムに合わせて体を動かすことで、運動神経や平衡感覚が鍛えられ、将来的な学習能力にもプラスの影響を与えることが科学的に示されています。
さらに、1~2歳は言語発達のピークを迎える時期でもあり、音楽のリズムやメロディーに触れることで、言語認識や語彙力の向上が期待できます。
リトミックは音楽と運動を組み合わせた総合的な教育法であり、1歳から始めることでその効果を最大限に引き出すことが可能です。
リトミックがもたらす心と体の成長
リトミックは、五感を刺激する他に音楽に合わせて体を動かすことで、子供の運動能力を高めるだけでなく、心の発達へも成長を促すことができます。
- リズム感
- 表現力
- 創造力
- 協調力
- 集中力
例えば、音楽に合わせて体を動かすことで、全身のバランス感覚や協調性が向上します。
また、音の変化に対応することで、子供の集中力や瞬発力も養われます。
リトミックは、楽しく学びながら心身を育てる効果的な方法です。
【1歳~7歳まで】リトミックを通してできるようになる事
1歳と7歳ではできることの量は違いますが、新しい物事に対する好奇心、それを覚えようとする集中力はほぼ変わりありません。
それぞれの年齢適正に合わせたリトミック教育で、どんなことができるようになるのかを年齢別に詳しく説明していきます。
【1歳~2歳】リトミック教育を通してできるようになる事
1~2歳児に適したリトミックは、聴こえてきた楽器の音色やリズムに興味を示すことが理想的です。
1~2歳児の発達に合わせて音を聴きとる力を育て、楽器の音色に対する興味を引き出すことができます。
1~2歳児に適したリトミックの活動例
- シャカシャカ(振る)・コンコン(打つ)・ギコギコ(擦る)
- 大きい波、小さい波
- 大きな太鼓
シャカシャカ(振る)・コンコン(打つ)・ギコギコ(擦る)
1~2歳児はまだ複雑なリズムを理解するのは難しいですが、楽器を振ったり打ったり擦ったりして奏法を理解し奏でることができます。
例えば、「シャカシャカ」と振って鳴らす楽器や、「コンコン」と打って鳴らす楽器を弾き分け、奏法や音色への理解力を育てます。
また、その音色を動物の音などに例えることで、さらに楽器への興味を引き出すことができます。
大きい波、小さい波

1~2歳児は身体全身を使って表現することが得意な年齢です。
この「大きな波、小さな波」では、立つ、しゃがむ、腕を振る等の簡単な動きに加えて「大きい」「小さい」を視覚で感じ取り、身体全身で強弱感を理解することができる他、表現する力、想像力が身につきます。
大きな布を2人以上で持ち、身体を上下させ波をつくります。音楽の強弱に合わせて体を動かしながら小さな波や大きな波を全身で表現することで、強弱感や想像力を育てます。
◎大きな波の時は腕を大きく上下させ、小さな波の時は座って小刻みに布を揺らし、床の上に細かい波ができるようにすると良いです。
例えば、台風や大雨の時の波、お魚さんが静かに泳いでいるときの波等、それぞれ想像しながら音楽に乗って身体を動かすことで、感覚神経を刺激することができます。
大きな太鼓
先ほど紹介した「大きい波、小さい波」の応用で、今度は「大きい音」「小さい音」を打楽器に置き換え、曲に合わせて演奏しリズム感と集中力を高めていきます。
このリトミック教育では保育園や幼稚園でも取り組んでいる「大きな太鼓」という曲を用いて、実際に楽器を使って演奏してもらいます。
♪~大きな太鼓 ドーンドーン 小さな太鼓 トントントン・・・
上記の歌詞に合わせて、大きな太鼓の時には大きな楽器で大きな音、小さな太鼓の時は小さな楽器で小さな音で演奏しますが、使用する楽器は子どもたちに決めてもらいます。
1~2歳児はまだ短い時間しか集中できないことが多いですが、リズムに合わせた道具遊びを繰り返し行っていくと、少しずつ集中力が養われ、楽器に置き換えた時に音楽に対する反応が敏感になります。
【3~5歳】リトミック教育を通してできるようになる事
3~5歳児に適したリトミックは、楽しく自然に音楽とリズムに親しめるものが理想的です。
3~5歳児では走ったり、ジャンプしたりできることからバランス感覚を育て、音楽そのものに対する興味を引き出すことができます。
3~5歳児に適したリトミックの活動例
- 雨の音、雪の音・・・色んな音の表現
- 先生の真似っ子リズムゲーム
- 音に合わせたストップ&ゴー
雨の音、雪の音・・・色んな音の表現
3~5歳となると、日常の様々なシーンを目で見て記憶することができるようになります。実際には聴こえたことがないけれど、きっとこれはこんな音がするだろう・・・と想像しながら表現すること可能となります。想像しながら自由に演奏表現することで、自分にしかもっていない個性をさらに活かせられるでしょう。
例えば、雨の音は「ザーザー」「ポツポツ」という印象で実際に雨の日にはそのような音がしますよね。しかしフワフワした雪はどうでしょうか。耳を澄ませても実際には音が聴こえませんが、キラキラした見た目からどんな音が聴こえそうか、好きなように想像してみるのです。正解はもちろんなく、こんな音がしそう!と表現できたら大正解◎
想像力から、自分だけの音を聴くことができます。
また、目には見えない感情「嬉しい」や「悲しい」を「音」を使って形にすることで、さらに楽器や音楽への興味を引き出すことができる他、共感覚を刺激する事へもつながります。
先生の真似っ子リズムゲーム

3~5歳になると、1~2歳の時に比べてより多くの情報を耳でキャッチすることができます。
先生が叩いたリズムを真似するゲームは、「音楽に合わせて演奏する」+「リズムを覚える」という2つのことを同時に行うため、集中力や模倣能力集中、テンポ感も育てます。
この真似っ子ゲームは毎回のレッスンで繰り返し行います。リズムを耳で聴きとり、視覚で左右の奏法を覚えることで、集中力とプラスして記憶力も徐々に身についていきます。
音に合わせたストップ&ゴー
音楽が鳴っている間は動き、音楽が止まると一緒に止まる「ストップ&ゴー」の遊びは、リズム感と集中力を高める効果があります。
お子様は短い時間しか集中できないことが多いですが、この遊びを繰り返すことで、少しずつ集中力が養われ、音楽に対する反応が敏感になります。
【5歳以上】リトミック教育を通してできるようになる事
5歳以上になるとリトミック教育によって、五感全てが刺激を受けている状態の為、様々な方向に視点を置きながら音楽を楽しむことができます。
5歳以上では自分の演奏だけではなく、相手の演奏を聴く集中力、そこから良いものだけを自分の中に取り入れる学習力が身につきますので、難しいテクニックなどの専門性の高い事に興味が出てきます。
5歳以上に適したリトミックの活動例
- 自分だけの音楽を作曲
- 先生やお友達との打楽器アンサンブル
- ワルツやマーチなどの拍子区別
自分だけの音楽を作曲
5歳以上になると、様々な音楽に触れ、音楽の好みも出てきます。「こう演奏してみたい!」「この楽器を使いたい!」など、自己表現したい!という気持ちが強くなります。
ある程度知識が付き、より専門的なことにチャレンジしたいという気持ちが芽生えている証拠です。
自分の頭の中にあるイメージを音に置き換えて表現できることは、意外と大人よりも子どもの方が得意だったりします。作曲は音楽知識よりも「想像力・創造力」が大切で、物事を素直に捉える子どもの脳に心地よく刺激を与えてくれます。また、自分の作った曲が効く人の心に届くことで、表現する楽しさや達成感を添えることができます。
先生やお友達との打楽器アンサンブル

5歳以上のリトミッククラスでは、誰かと協力しながら音楽を作り上げていく「打楽器アンサンブル」を中心としたレッスンとなります。友達や先生と一緒に演奏し、自分の役割や得意な楽器を理解しながら演奏することで、音楽性はもちろん、向上心や協調性も身に付きます。
打楽器アンサンブルは基盤となるリズム、伴奏、メロディ、その他効果音で構成させることが多いです。自分の役割を理解していないと、バランスの悪い音楽になってしまいます。しっかり周りの音を聴いて、アンサンブルをしている全員にとって心地よい音楽になるよう耳を育てていきます。
アンサンブルは1人でも欠けてしまうと成立しません。一緒に何かを作り上げていく楽しさ、達成感を経て協調性が生まれます。
ワルツやマーチなどの拍子区別
様々な音楽に触れるようになり、いつの間にかその音楽に合わせて体を動かしたり、手をたたいたりしてリズムに乗っていることがあります。それが2拍子であっても3拍子であっても、戸惑うことなく自然と乗ることができるのは、リトミックで培った音楽感性が影響しています。
マーチやワルツを言葉で説明すると、マーチは行進曲のことで明快なリズムと歩行に適したテンポが特徴の2拍子の音楽を指し、ワルツは別名舞曲とも言い、ダンスで用いられる軽快かつ優美さが特徴の3拍子の音楽です。一見言葉にすると難しく思えますが、リトミック教育においてマーチやワルツなどの拍子を理解する事は非常に簡単に習得できることです。
例えば、先生の弾くピアノに合わせて行進をしてみましょう。先生はテンポ120で2拍子の軽快な曲を弾きます。当然、生徒たちは心地よく行進できるはずです。では、テンポはそのままで3拍子の曲に切り替えてみます。すると、生徒たちは今まで心地よく行進できていたが、少し違和感を覚えるようになります。このようにして拍子感覚を体で覚えていきます。
慣れてきたら楽器に置き換えて実践します!
祐天寺リトミック教室ではボンゴを使って拍子感覚をさらに高めていきます。
マーチの時は1拍めに高音、2拍めに低音というように曲に合わせて楽器を叩きます。タントン タントン・・・となりますね!
ワルツの時は1拍めに高音、2、3拍めに低音とするので、タントントン タントントン・・・というようになります。
先ほどと同じように、先生が様々な拍子で曲を弾き、曲に合わせて楽器を演奏していくことで拍子感、リズム感、聴音能力が発達します!
1歳児から7歳まで楽しめるリトミックの工夫

1歳児から7歳までそれぞれの年齢に合わせた工夫を取り入れることで、リトミックをより楽しめるものにすることができます。
1歳児から7歳が楽しめる音楽遊びの工夫
- 音楽と絵本の組み合わせ
- 先生とのリズムゲーム
- 打楽器の音色に合わせた道具遊び
音楽と絵本の組み合わせ
臨界期を迎えた子ども達は視覚的な刺激に対して非常に敏感です。絵本のストーリーに合わせて音楽を流し、リズムを刻むことで、物語の世界がさらに豊かになります。
例えば、物語のキャラクターが動く場面ではテンポの速い音楽を、静かな場面ではゆったりとした音楽を使うことで、音楽と物語の一体感を楽しむことができます。
先生とのリズムゲーム
リトミックは先生と生徒が一緒に楽しめる活動です。
先生の演奏するリズムを真似したり、曲に合わせてアンサンブルをすることによって、子供は安心感を感じながらリズム感を養うことができます。
また、先生も同じ目線で一緒にレッスンに参加することで、先生と生徒の絆が深まり、コミュニケーションの時間が増えることも大きなメリットです。
打楽器の音色に合わせた道具遊び
カラーボールや布などの道具を使った音楽遊びは、子ども達が視覚的にも楽しめる工夫です。
例えば、打楽器の音色に合わせてカラーボールを弾ませたり、布を振ったりすることで、リズムに対する感覚が磨かれます。
さらに、触覚や視覚といった感覚を総合的に使うことで、感覚統合の発達を促進することができます。
これらの活動を通じて、2歳児は音楽を楽しみながらリズム感や体の使い方を自然に身につけることができます。
まとめ
1歳から始めるリトミックは、子供のリズム感や感性を育てる最適な方法です。
遊び感覚で学ぶことができる為、潜在的な基礎能力を高めながら音楽を身近なものにできます。簡単なリズム遊びや音楽に合わせたゲームで、子供の成長をサポートしましょう。
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